聞いてくれよ

(上の日付は7/3になってますが、書いたのは7/2の16:00ごろです)


今日は卒論の中間発表で非常に大事な日なのですが……結果的にサボってしまいました。
家に帰って不貞寝するに至る経緯がマンガっぽかったので紹介したいと思います。


朝っぱら、遅刻しかけている時間に起きる。前日に明るくなるまでかなりいろんな準備をしていたので(発表練習とかあれやこれや)、眠くて仕方がない。1時間ぐらいしか寝てなければ当たり前か。しかし、そんなの同人作家には普通の睡眠時間である。(絶対違います
とにかくふらふらする。最近はちょっと心を痛めているのでストレスには過敏な状態だ。私は本名も「あ」から始まるために、出席番号が1番だから、当然発表も1番最初で他の学生の発表の様子を眺めてから自分の発表をあれこれ調整するという作戦が取れない。
激しい緊張感はもはやストレスだった。


酷い偏頭痛が私を襲う。ついでに言うなら腹もキリキリする。
しかし急がねばならない!!
(本当は心を痛めているときはがんばってはいけないらしい)


細い歩道を自転車で駅に向かい爆走する。目の前におばちゃんがとろとろとチャリをこいでいるのをぶつかる寸前で気づき、あわててブレーキ。ガードレールの切れ目部分だったので、よけようと思って車道に出る。このときに後方を確認して、車道に出ても安全かチェックは怠らなかった。無事おばちゃんを抜くことが出来た。
ギアを上げてさらにスピードを出す。車道脇のバイクが走るところを原付と同じくらいのスピードで駆け抜けてゆく。


遅れる。遅れる。遅れる。遅れる。
迷惑が。迷惑が。迷惑が。迷惑が。


私は注意力を欠いていたのだろう。


タイヤが砂利を噛み、激しくスリップした。車道が混んでいなかったのは本当に幸いだった。私はもしかしたらこの世にいなくなったかもしれないくらい車道の真ん中に飛び出してしまい、あわてて車道脇に戻ろうとハンドルを切った。
そして、切りすぎた。左脇から腰を、ガードレールに激突させたのだ。


私はほとんど自転車から投げ出されていた。気合でしがみつき、体制を立て直そうとしたが、ダメだった。一瞬振りむいて後ろに車が全然来ていないことを確認して、素直にコケることにした。ヘタなコケ方をして乗ってる自転車に脚が絡んだりしたら事だからだ。


そしてコケたはいいが、こけた顔面の先にまたしてもガードレールがあったことは不運だったとしか言いようがない。まさか鋼鉄製のガードレールにハイスピード助走つきの頭突きをする機会があるとは。「ヴォウンーーーーーンんんん……」とガードレールが鳴った。私は半分気を失ってしまって、近くの人に声をかけられてやや正気を取り戻した。あ、病院行かなきゃ、と朦朧としながら思った。
病院で簡単に診察を受けたが、命に別状はなかった。脳みそを輪切りにされたり磁気を当てられたりするかと思ったが、たんこぶを見て、どんなふうに打ち付けたかを聞いて、終了した。大したことないから、睡眠不足の方が心配だから帰って寝なさい、とのことだった。
帰った瞬間、父に強く頭を打ったから大事を取って、重要な行事もサボることにした、と説明。有事の際に対応してもらえるように家にいるよう頼んで、寝ることにした。
起きた今はもう4時だ。寝る前に研究室に連絡を試みたが、すでに発表会が始まっているらしく誰も出なかった。打ったあたり(おでこのてっぺんで、髪の生え際のあたり)が腫れている。
月曜に事情を説明しておこうと思う。多分ものすごい怒られそうだがw みんな、どんなに忙しくても睡眠時間は絶対に削っちゃあダメだ。体の不調の前に事故で死ぬぞ。