ついカッとなって

起きて、朝のお庭回りをした。サフィニアが綺麗に咲いてきた。
パンジーも種から育てているし、やはり種からのデルフィニウムも順調に生育している。
リンゴの木は早速小さな実を付けている。そろそろいくつかは実を間引いてやらねばなるまい。
ああ、決してプロのようではないけれどこの僕が手をかけた庭よ……(*´∀`*)
アパートの隣人らにも「綺麗ですね」と言われ、なおさら管理に力が入る。


僕のエデン……朝陽に輝いて……(**´∀`**)


しかしそんなエデンにも問題はあった。


……ここ数日ナメクジの被害がひどい。
犯行現場を見つけ次第殺してしまっているのだが、それでも収まらない。
コリウスの苗なんか芽出しすぐの小さな芽をほとんど食われた。


コリウスはバカみたいに丈夫な植物だが、それでもそんな小さい状態から再生してくるはずも無く、食われたものは枯れてしまったようだ。


そして後に残る特徴的な光る筋よ。ナメクジは歩いた後に光る筋を残すのだ。


僕のエデンを。乙女のような花々を踏みにじった。(ほのかにエロい表現


許せん!ナメクジに死を!


ナメクジはこの日記を書いている時刻にはそろそろオネムで、湿気のある鉢のしたなど、シメシメした暗いところに帰って、明るい時間は寝て過ごしている。
鉢をひっくり返せばぺっとりくっついていた。
油断しているわけである。


枝で地面に落とす。
あらかじめ用意していた硫酸(ちなみに硫酸はちゃんとした目的があって、正規のルートで薬局においてサインをして買ったものだ。(1500円くらい?))
をスポイトでポトリ。
のた打ち回るナメクジ。やがて動かなくなっていく。
くっくっく……俺の植物を食って育った体、返してもらうぞ!!



・・
・・・


30匹近く虐殺した。殺し方は反省している。
しかし園芸をする上でナメクジ大虐殺は避けて通れぬのであった。ココはホントですよ。


硫酸で生き物を殺すなんて、よいこのみんなは真似しちゃダメだぞ。

硫酸H2SO4は水H2Oと合うと加水分解を起こすが、このときかなりの熱を出す。濃硫酸の試薬ビンに水でも入れようなら大事故になりかねない。
僕が持っているのは和光試薬の1級なので、立派に濃硫酸である。怖いね。気をつけようね。
で、ナメクジはこの発熱反応で死んでしまったと思われる。
酸だからって溶けて死ぬと思ったでしょ!? 溶けませんよ。結構そのまま残りますよ。


また硫酸は吸湿剤としても有名であり、ナメクジの体から水分を奪いながら焼いていったのである。
さらに言うなら強酸なので、高熱状態と相まってたんぱく質を分解する。
殺す気マンマンの試薬選択である。