だだ漏れ

自転車こいでたり風呂入ってたり、要は何にも考えずにぼーっとしてると、いろんなものがあふれ出してきます。音楽だったり、映像だったり、絵だったり。心の中で浮かんでは消えて行くそうしたものたちの中に、すごく気に入ってしまうものがあったりします。この間も凄く良い音楽ができたのだけど、私は音楽の素養がありませんので、形にしてあげることもできないまま、もうどこかに行ってしまいました。
例えば聞こえてくる音がドとかレとか、分かるのであればそれをメモ帳なんかに楽譜にしておくこともできるのでしょう。携帯の着メロとして入力しておくのも手かもしれません。でも、自分は音楽の言葉を理解できない。彼が言わんとしていること、彼の気持ちが分かるのだけど、何を言っているのか正確には分からない。
ちょっとしたお話を思いついたのであれば、それはいつもの言葉に置き換えることができます。講義ノートの端っこには下らんメモがいっぱいです。テスト勉強しようと「遺伝子情報工学」のノートを開いたら、何の脈絡もなく「そこでおっぱいですよ」と書いてありました。おっぱいシナリオでも書こうとしたんでしょうか。それより気になるのはすっかり忘れてノートを貸してしまった友人はこれを見てどう思ったかということなんですが。


閑話休題。自分の中でいろんなアイデアが渦巻くのですが、まだまだそのアイデアのこね方を知りません。音楽も映像も絵も、形にするのに必要な能力を持っていないのです。
それがたまらなく、悔しいのです。


全てを手に入れることは果てしまく遠い道なのでしょうが、私は一生かけてでもこの「アイデアのだだ漏れ」を止めたいなぁ、なんて考えているのです。