trip trap slip trip

母校の文化祭に9/3、行ってきました。私の塾講師時代の教え子が同じ高校に進学、しかも私が青春のすべてを捧げた演劇部に入部したということで、2重の意味で後輩になってしまい、その公演を見に行ったのです。しかも台本は部員の手による創作劇で、新鮮な気持ちで楽しめました。
普段はポヤッとしている教え子ですが、ちょっとイヤミなマダム役を完全に演じきっていました。地なんじゃないのか、あれ、と思うぐらいハマっていたのが彼女の今後を案じさせます。
ところで演劇を見る前に、本番前の彼女に会うことができました。同じ演劇部員の女の子と二人で最後の打ち合わせをしているところだったのですが、話に応じてくれました。二人と演劇の面白さについて話していると、私の恩師が通りました。お久しぶりです、遊びに来ましたなどと話して、恩師が行ってしまった後に「あの先生が担任だったんだよ」と言うと、演劇部員の女の子は「父です」と一言言いました。
私は意味がすぐに理解できずに一呼吸黙ってしまってから、「え、M先生(恩師)の娘さんなんですか?」と聞きました。「ええ、Mは私の父です」
どしぇえええええええええええええ。先生の娘さんが後輩になってしまったああああ。
自分がいた高校に教え子がいる時点でどこか不思議な気分なのに、先生親子がいるのか……自分の高校生時代の記憶+塾講師の記憶という全然系列の違う記憶が交わっていてなんともいえぬ混乱がありました。


ちなみに本番中、先生は娘さんが舞台に出るたびに身を乗り出して観劇していました。