「終わり」を予期させる盛り上がり

例えば歌謡曲が2番に差し掛かるときに、1番になかったフレーズが参加することで終わりに向かって駆け抜け始めたような疾走感が出るような気がします。「それ」を決心した瞬間、寂しさと安堵感がありました。
いつから始まったでしょうか。自分が楽しいと思えることを紙に書きなぐって、仲間とともに本当の形にしていく。それは日本語であったり絵だったりしました。子供のように何も考えずに夢想したことを、欲しがったおもちゃを自分で作り上げて行った日々でした。僕らが紙に鉛筆で描いた絵は、本当に踊りだしたのです。


とまぁ、ここまで書いてしまえば私が何を解体していこうとしているかが伝わると思います。
1人は「この形だからこそ意味があった」といって、状況の変化を憂いました。彼にとって今の形を維持できなければそれは意味を成さなかったのです。また1人は「それもまた、仕方が無い」といいました。そしてもう1人はほとんど結論が出た悩みを抱えています。
正式に告知を出すのは多分そう遠くないでしょう。