野生のランと食虫植物

趣味人綾名さんのお話。一番の趣味といえばまぁ、見てのとおりに創作なんですが。実は綾名さんは創作よりもっと前から始めてて、なおかつ今でも創作と等しく大事にしている趣味があります。それが園芸です。
園芸の趣味ってのはやりにくくて、そもそも園芸やってる人が年配の人ばかりです。だから私のようにまだ若い人間は理由も無く胡散臭く見られてしまうんですね。「若造が……ッ!」ってオーラを感じながらのショッピングはなかなかにスリリングです。
また、ある程度マニアックな植物を手に入れようとすると当然専門店に行くことになりますが、この「専門店がどこにあるか」からして情報が仕入れにくい。年配の人が、趣味が高じるあまりに園芸店を開いたというパターンの店が多いから、やっぱり行きにくい。中には逆に若者が園芸をやっていることに好意的で、私が行くと決まってオマケをしてくれるお店もありますが、基本的には行った瞬間に帰れ電波を浴びせられます。泣きそうです。


年配の方が中心だということは、ネットの力が通用しないということで、通販なんかほぼありません。気合で店を探して、気合で現地に行き、胡散臭がっている視線を浴びながら、なんとか買い物をw そうして買って来るからまた、植物に気持ちも持てるんですけど。
いろんな植物を手がけましたが、私が一番好きなものは野生ランと食虫植物。野性のランを育てていると、日本の山にこんな綺麗な花が……? と感じずにいられません。自分で咲かせた花を心の中で山まで持って行って、妄想で楽しむのです。風情があるとは思いませんでしょうか。
食虫植物は……まぁ、見た目がね、面白いですよね? ウツボットとか強いでしょ?(何だそれ
野生ランだとアツモリソウ類、食虫植物だとサラセニア類を中心に研究を続けてます。


園芸暦ももう、10年になります。このままずっと続けて、胡散臭く見られない年齢まで植物と遊びたいものです。