要は何が楽かということで

偏頭痛は取れず、時折痛い、また痛んではまた引けるって感じの1日でした。日付変わってるけど25日の話です。現代人は一日の終わりが日をまたぐから不便だ。
さて昨日は女の子からノーシンピュアをもらったわけですが、これがやたらと眠くなりました。普通の鎮痛剤だと眠くなる作用はないと思うのだけど一体どういうことだろう? と思って、成分を調べに行きました。女性のアレ用と位置づけているからには、配合が普通のものと異なっているはずだからです。何かの量が多かったり、ちょっと工夫したものが入っていたり。私はこういうのを調べないと気が済まないのですw


で、調べた結果、「アセトアミノフェン」「アリルイソプロピルアセチル尿素」「カフェイン」が入っていました。
アセトアミノフェンは一般的な鎮痛剤で、プロスタグランジンという物質を作るのを阻害します。体のどこかで炎症が起きるとプロスタグランジンが作られ、これがいろいろとややこしいことになって痛覚が発生するのですが、発生原因をまず作らせない。合理的です。薬ってすばらしい。
アリルイソプロピルアセチル尿素は普通の鎮痛剤には入っていません。これは一種の精神安定剤です。似たような薬にブロムワレリル尿素と言う物質があるのですが、両方とも睡眠薬としても使われています。飲みすぎると死ぬます。結構有名な自殺方法でもあったり。薬って怖い。
カフェインはおなじみですね。コーヒーとか緑茶に入っています。カフェインの作用はいろいろありますが、痛みに関係あるのは、脳の血管を収縮させる働き。頭痛は脳の血管がやたらと広がって炎症が起きているから痛いのだそうです。ですからキュッとしぼめてしまえば万事解決、というわけです。


こうして見ると市販の薬というのは、「何でも入れておけばどれか効くだろう」的な配合をしているのが分かってきます。痛いだろうし、イライラするだろうから、痛み止めと安定剤をゴッチャにして売り出すんですね。


私はピンポイントで徹底的に叩くのが好きですので、メフェナム酸製剤を買ってきました。処方箋が必要な「ポンタール」という薬と同じ成分で、市販の痛み止めとしては最強の部類ですが、胃にやさしくありません。頭痛をぴたっと止めましたが、今度は胃が痛んできました。なんだか軽く本末転倒です。下痢止めの副作用で下痢しました、ぐらいに意味がないです。

要は、頭がすごくいたいのと胃が少しキリキリするのではどっちがいいかというわけで。